~「持ってくる」と「持っていく」の違い~ |「中学校で勉強する文法で英会話ができる」

(生徒)「先生、さっぱり分かりません。」
生徒が憮然として
先生を呼びました。
(先生)「どうした?」

先生が生徒の方に
歩いていきます。

生徒は先生が
目の前まで来ると、

(生)「持ってくるって何て言うんですか」
とイライラした調子で
尋ねました。

(先)「どう思う?」
いつものように
すぐに答えは言いません。

(生)「う~ん・・・」
(先)「てか、辞書で調べたりしたの?」
と厳しい質問。
(生)「いや・・・、まだしていない…」
声が小さくなる生徒。

(先)「まず、自分で調べる!!」
(生)「はい…」

そそくさと立ち上がり
辞書が置いてある本棚へ。

そして、
手にして持ってきたのが
『英和辞典』。

席について
調べようとしても
どうやって調べるのか
分からず

(生)「あれ?」
と声を出す。

(先)「こらァ、それは英和辞典!
   君が必要なのは『和英辞典』だろ!」
(生)「そっか~。どうりで分からなかった」
と言って立ち上がり、
再び本棚へ。

和英辞典を手にして
調べて
(生)「おっ、これだ。「bring」だったか」
と言ったので、
(先)「そうだね。」
と答えて
(先)「何に使うの、それ?」
と聞くと、

(生)「英作文。『昨日、彼は彼女にプレゼントも持ってきた』
   を英作しなきゃいけないんです」
(先)「おう、それで?どうなるの、それ?」
と尋ねる先生。

生徒はしばらく考えて、
(生)「He bring her a present yesterday.でしょ?」
と自信満々に
答えました。

(先)「ファイナルアンサー?」
といつもの調子で
聞き返す先生。

(生)「ファイナルアンサー!!」
どや顔しながら
答えました。

(先)「ブッブー!!」
と先生。
(生)「マッジー?マジ自信あったんだけど、俺」

(先)「じゃあ、聞くね。質問するよ」
(生)「うん」

(先)「これは時制は?」
(生)「時制?何だっけ、時制って??」

(先)「ほら、現在、過去、未来ってやつ。どれ?これは」
(生)「それね。それは、えっと・・・過去だな」

(先)「その通り!じゃあ、文はどう変わる?」
(生)「えっと、bringの過去形って何だっけ?」

(先)「それだよ!重要なのは!!」
と言った瞬間に
(生)「思い出した。edをつけるんだ!
   だからbringed だ!」
と自信たっぷりに
言いました。

(先)「こら!それは絶対やってはいけないミス!」
(生)「えっ、マジ?何だっけ、過去形・・・」

(先)「ブリングは不規則動詞だろ」
と言いながら、
生徒に教科書を渡し、
「最後の方に「不規則動詞の変化表」ってのがあるから、見てみ」
と言いました。

生徒はパラパラと
教科書をめくって探し、

(生)「あった! けど、どういう発音だっけ、先生?」
(先)「それはブロウトというんだ」

(先)「言ってみ。ブリング・ブロウト・ブロウト」
(生)「ブリング・ブロウト・ブロウト」

(先)「その調子。じゃあ、英作はどうなる?」
(生)「He brought her a present yesterday. かあ」

「いえ~ィ」と言って
生徒とハイタッチ。

(先)「じゃあ、「持っていく」って何て言うか知ってる?」
と聞くと
(生)「知っていると思う、俺が?」
ニヤニヤしながら
答える生徒。

(先)「知らなきゃ調べて!」
と先生。
(生)「オッケーグーグル」

和英辞典を調べて
(生)「takeだってよ」
(先)「その通りだね」

(先)「じゃあ、聞くけど。どう違うの?」
(生)「持ってくると持っていくの違いでしょ!」

(先)「だから、どのように使い分けるの?」
(生)「・・・・・分かる訳ないでしょ!!」

あなたに問題です。

「bring」
「take」

どのように
使い分けるでしょうか???

「ヒント????」

仕方ないですね。

ヒントは、

「come と go」

です。

もう分かりましたね!

「bring」
の場合は、
「come」
の時と同じように

話し手に
「近づいていく」
イメージです。

「take」
は逆に、
「go」
と同じイメージで
話し手から
「離れていく」
イメージなのです。

ですので、
「明日、スナックを持っていくね」
を英語で
言うと、

「I’ll bring you some snacks tomorrow.」
となります。

逆に
「君は私からたくさんのものを持って行ったね」
を英語で
いう場合、
「You took a lot of things from me.」

となります。

いかがでしょうか??

私がこのメルマガを通して
お伝えしようと
思っていることは

「中学校で習う文法で英会話ができる」
なのですが、

今回の会話を
お読み頂き、

どのように
感じましたか?

本当に
「普通」の
会話だった
と思いますが、

難しい
単語など
なかったでしょ?

その程度
なのです!!

あとは、
毎回
お伝えしている通り

「アウトプット」
するだけです。

英語で
質問されて

それを
英語で返答する、

この練習を
繰り返すだけ!!
です。

あなたの中には
「英語」
という
「財産」が
眠っているのです。

ぜひ、
それを
掘り起こして

「使える」
ように
して行きましょう。

あなたの人生が
「劇的に」
変化するかも
しれません!!

あなたが
英語をペラペラ
話している姿を
想像してみて下さい。

ワクワクしませんか?

今日はここまでです。

ご感想・ご意見は、お気軽にくださいね♪
では、またお会いしましょう!!            (victorygakuin)

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