本当に聞き流すだけで英会話ができるようになるのか? |「中学校で勉強する文法で英会話ができる」

こんにちは。いつもお読み頂き、誠にありがとうございます。

あなたは、プロゴルファーが宣伝している「聞き流すだけで英語が話せるようになる」というものを信じますか。

もし、「信じる」とお答えしたのであれば、別の質問をさせて頂きます。

アラビア語のCDをずっと聴けば…

「ここにアラビア語のCDが100枚あります。これを聞き流すだけでアラビア語が話せるようになると思いますか」

いかがでしょうか。

例え、如上の英会話教材と同じように「アラビア語 -> 日本語 -> アラビア語」と流れたとしても、どうでしょうか。
3ヶ月毎日聞き流しているだけでアラビア語が話せるようになるでしょうか。

実際にやったことが無いので、断定したことは言えませんが、多分、話せるようにはならないと思います。

私は、父の仕事の関係で高校生の時にエジプトに住みました。エジプトはアラビア語です。
4年間、エジプトに住んで、学んだ言葉は、

「ありがとう」(Thank you)
「どういたしまして」(You are welcome)
「おはようございます」(Good morning)
「こんにちは」(Good afternoon)
「さようなら」(Goodbye)
「私」(I)
「あなた」(You、男性向け)
「あなた」(You、女性向け)
「できる」(can)
「はい」 (Yes)
「いいえ」(No)
「能無し」(crazy)
「日本」 (Japan)
「日本人」(Japanese)
「すこし」(a little)
「まっすぐ」(straight)
「明日」 (tomorrow)
「神の御心のままに」

くらいしかありませんでした。

これくらいしか単語を知りません。
文法も知りません。

そのような人がどれだけCDを聴いたところで、「それだけで」話せるようにはならないのは明白です。

それに、この「CDを聴く」というアクションはあくまでも「Input」なのです。

どんなに「Input」をしても「Output」することをしなければ、「話せる」ようにはならないのです。
「Output」、つまり実際に「話す」練習をしなければうまく「話せる」ようにはならないのです。

ここまで「アラビア語」を例にとって話をしてきましたが、では、元に戻って「英語」はどうでしょうか。

あなたは、学校で「英文法」を学んだと思います。
だから「Input」の部分での基礎はできているはずです。

問題になるのは「リスニング力」なのです。
CDを聴いて、「英文 -> 日本文 -> 英文」を耳にすると「場面Aでは、このように英語で言う」というのは分かるようになると思いますが、それだけです。

「分かる」と「できる」は別物

「場面Aでは、このように英語で言う」ということは「分かった」としても実際にその場面に出くわした時に「とっさに」そのフレーズがでてくるか、です。
とっさにきちんと出てきたら、これが「できる」に変わるのです。

しかし、人間は「忘れる動物」なので、折角「分かって」も、実際に使わないと「忘れて」しまい、「できる」ようにはならないのです。

私たちが、「聞くだけで英語が話せるようにならない」と思っている大きな理由が「話す」練習が圧倒的に足りていないからです。
この「話す」訓練ができれば、簡単に英語を話せるようになります。

というのも、実際の英会話で使われる文法はほとんどが中学校で習う文法なのです。
だから、中学校の英文法をしっかりとやり直せば、英会話の「土台」が出来ます。

英語独特のリスニングのコツとは

それにつけ加えて、英語独特のリスニングのコツを身につけ、それを自分でも発話できるようになればメキメキ上達するでしょう。
独特のリスニングのコツとはどういうことでしょうか。

例えば、「Did you eat an apple yesterday?」とネイティブが言った時
あなたの耳には「ディッジュウ イータナポー イエスタディ」と聞こえると思います。

「Did」は単体では「ディッド」と読みますが、「you」(ユー)とくっつくことで
音がつながり、「ディッジュウ」と発音されます。

この事を「知っていれば」そのことだと分かります。

同じように「eat an apple」も「eat」の「t」と「an」と「apple」がつなげて発音します。
そうすると、「イート」「アン」「アップル」とは読まず、「イータナポー」となります。

実際に自分の口で話すのが「Output」

これも、「分かった」状態から自分で実際に口にして、発音してみて、「できる」ようになるのです。
日本人は決して「英語ができない」訳ではなく、「英語は発話する機会が極端に少ないからできない」のです。

英語を話せるようになるために

だから、実際に色々な場面に遭遇して、その度に実際に外国人相手に発話してみて、「通じるか」を確認していかなければなりません。
東南アジア諸国の人々は英語が母国語ではない国の人が多いので、少しくらい発音が違っていても、理解し合える可能性が高いですが、英語を母国語とする人たちは、結構「勘が悪く」通じないことが多いです。

他にもリスニングのコツはいくつかありますので、それらを理解して、自分のものにしていければ、全く問題なく英語を話せるようになります。
私自身の経験からそれは自信をもって言えます。

是非とも英語を話せるようになり、人生の武器にしてほしいと心から願っています。
今日はここまでです。
また会いましょう!
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