中学の英文法のやり直し will と be going to の違いについて |「中学校で勉強する文法で英会話ができる」

こんにちは。

「英語を人生の武器にするために」、これからあなたが「知っている」と思っていることについて話をして、
「えっ?そうだったんだ」と言って頂けるような話をしていければと思っています。

あなたは、中学校で「Will」と「be going to 」は意味が同じで、「置き換え可能」と習ったのではないでしょうか。

確かに普通に外国人と会話をしていても「違和感なく」伝わるケースが多いと思います。

しかし、厳密に言うと、この2つは「違い」があるのです。
ネイティブはその「違い」によって使い分けているのです。

その「違い」は何だと思いますか。

「Will」と「be going to」の違い

それは、「時間軸」なのです。

「時間軸」と聞いて、ピンと来ないかもしれないので、もう少し詳しく説明します。

「be going to 」の場合は、会話をしている時点で、「be going to 」の後にすることは決まっているのです。
しかし、「Will」の場合は、会話をしている時点で、決めたのです。

「be going to 」は「元々決まっている予定」を表しているのです。

だから、例えば、あなたが友達と夏休み前に「夏休み、どうするか」について話をしている時に、
その時点で、あなたがハワイに行く事が決まっていたのであれば、

I am going to go to Hawaii. もしくは、I am going to Hawaii.(近い未来の話ならば、現在進行形も使われます)

というのです。

もちろん、

I’ll go to Hawaii.

とも言えますが、友達はそれを聞いて、「今、とっさに決めたな」という印象を持ちます。

「Will」の他の意味

「Will」には、「意志」という意味があります。

多分、あなたは「意志あるところに道は開ける」という言葉を聞いたことがあると思います。
これを英訳すると「Where there’s a will、there’s a way.」となります。

だから、「I’ll go to Hawaii.」は、「私はハワイに行く意志がある」とも言えるでしょう。

ここで、賢いあなたは、上の文を読んで、「あれ?」と思ったのではないかと思います。

「なんで、「I will」ではなくて、「I’ll」になっているんだろうか」と。

ネイティブは、この「I’ll」と「I will」を使い分けます。

つまり、どういうことかと言うと、

「ハワイに行くよ」と軽く言う場合、その場でとっさに決めた場合に
「I’ll go to Hawaii.」と言います。

発音は、「アイル ゴウツウ ハワイ」となります。

しかし、これを「I will go to Hawaii.」とし、「アイ ウィル ゴウツウ ハワイ」と発音した場合、
これを聞いたネイティブがどう思うかと言うと、

「(絶対に)ハワイに行く!」という強い意志を感じ取ります。
そして、本当に強調したい場合には「Will」が強く発音されます。

別の例を出してみます。

例えば、電話がなっているとします。

お母さんが大声で叫びます。「The phone is ringing !!」(電話が鳴っているよ!!)
それに対して、「私が出るよ」という場合には、どういう言い方になると思いますか。

(A)I am going to answer it.
(B) I’ll answer it.

(A)と(B)とどちらでしょうか。

答えは、(B)です。

上でも書いた通り、「Will」には「意志」が含まれていますので、「私が出る」という「意志表示」になります。
逆に、(A)だと、あらかじめ電話が来ることが分かっていたかのようなニュアンスになってしまいます。

発音も気をつけなけれなりません。
(B)は、「アイルアンサイット」と短縮形で発音します。

これを「アイ ウィル アンサイット」と言ってしまうと、「絶対に私が電話に出る!!」という意味になってしまいます。
ちょっと不自然かもしれないですよね。

レストランとかで「いつものやつ」ってどう言うの?

もう一つ、例を挙げましょう。

あなたが行きつけのレストランに行った時に「いつものやつを」注文する場合、どのように言うと思いますか。

(A) I’ll have my usual.
(B) I’m going to have my usual.

どちらだと思いますか。ちなみに「Usual」は「いつものやつ」にあたります。

答えは、(B)なのです。

これは「いつもの定番」を注文するときの決まり文句です。

イメージとしては、レストランに来る前からそれを注文することを「予定」していた、となるのです。
だから、「いつものやつ」な訳ですよね。

でも、「今日は、違うものを食べよう」と思って、レストランに行き、メニューを見て、
さんざん悩んだ挙句に「いつものやつ」を注文する場合には、

「I’ll have my usual.」ってなるのかもしれないですね(笑)

最初の例に対して、どちらにしても「ハワイに行く事」は同じだから大差がないじゃないか、というツッコミを受けそうですが、
英語を人生の武器にするためには、このような微妙な「ニュアンス」をしっかりと使い分けられるようにすべきだと思いますが、
いかがでしょうか。

今日はここまでです。
また会いましょう!
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