ヒヤリングの上達のポイント「同化」

こんにちは。いつもお読みいただきありがとうございます。

前回は、「連結」についてお話を致しました。覚えていますか?

今日は、「同化」についてお話します。

「同化」とは

まず、次の例文を読んでください。

(a) Why did you go to the library?

(b) I wanted to buy a book.

(c) He was a baseball player last year.

(a) の文を学校で音読すると、

「ホワィ ディッド ユー ゴー ツー ザ ライブラリー?」

となりますよね。

でもネイティブが発音すると、

「ホワィ ディッジュー ゴウトゥザ ライブラリー?」

となります。

Did の d と you の y が同化しているのです。

このように隣り合った音の影響を受けて、ある音が別の音に変わることを「同化」というのです。

(b) の文も学校で音読すると、

「アイ ウォンテッド ツー バイ ア ブック」

と読まれると思います。皆様はどうですか。

これもネイティブが発音すると、

「アイウォンネットゥバイアブック」

となります。

このように、当然、ネイティブは一気に言いますので、

聞きなれていない人にとっては、「どこで切れているの?」

みたいな感覚になるかもしれません。

(c) の文も学校で音読すると、

「ヒー ワズ ァ ベースボール プレーヤー ラァスト イヤー」

と読まれるでしょう。

しかし、この文をネイティブが読むと

「ヒーワザ ベイスボゥルプレィヤ ラースチャー」

となります。

「was」と「a」がくっついて別の音に聞こえます。

「the」があるように聞こえるかもしれません。

これは「連結」で書きましたね(汗)。

この文の「同化」の例を挙げますね。

お気づきだと思いますが、

last year 〈去年)

は「ラァスト イヤー」ではなく

ネイティブは「ラァスチィヤー」と発音するのです。

「米語」に多い「同化」

この「同化」は特にアメリカ人の英語、いわゆる、「米語」で出てきます。

よく日本人には「米語」より「英語」、いわゆる「クィーンズ・イングリッシュ」の方が

聞き取りやすい、と耳にしますが、この辺が理由かもしれません。

よくアメリカ人の英語は「崩れている」と言われるのもここから来ているのでしょう。

例えば、数字の「20」ですが、

私たちは学校で「トゥエンティ」と発音するように習いましたよね。

イギリス人の英語でも同じように発音されます。

しかし、これがアメリカ人の英語になると、

「トゥエニィ」

と発音されてしまうのです。

このように実際の日常会話では、頻繁に同化されているので、

集中して聞いてみてください。

この「同化」のことを知っているだけで随分違ってくると思いますよ。
それではまた会いましょう!

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