おかしくね?|「中学校で勉強する文法で英会話ができる」

いつもお読み頂き、誠にありがとうございます。

今回も
中学校時代に習う
単語についてです。

あなたは
「there」
という単語を
見ると
何を思い浮かべますか。

多分、

「そこ」

と思い浮かべるのではないかと
思います。

「here」

「ここ」
ですから
それに
対応して。

そうですよね。

素晴らしいです!!

さて、
ここからが
今日の本題です。

あなたは
次の文を
読んで

何かおかしいと
感じますか。

この英文です。

(1) There is a book.

いかがですか。

何か間違いがありますか。

以下、
生徒と先生の会話です。

(先生)あれ、この英文おかしいよ。

(生徒)えっ?どこがですか?

(先生)どこだと思う?

(生徒)だって、「そこに本がある」ですよ。
    先生、どこも間違っていませんよ。

(先生)そうだよね。「そこに本がある」だよね。
    やはり、間違っているね。

(生徒)そんな訳ない!
    だって、「there」は「そこ」でしょ!

(先生)その通りだよ。素晴らしい!
    英語も日本語も言葉だから
    一つ一つ当てはめていったらどう?

(生徒)「そこに」が「there」でしょ。

(先生)そうそう。

(生徒)「本」が「a book」でしょ。

(先生)そうだね。

(生徒)「ある」が「is」でしょ。
    何にも間違っていないじゃん、先生!

あなたは分かりますか。

実は、

「there is ~」
(複数は、「there are ~」)

「~がいる」
「~がある」

と訳すのです。

思い出しましたか。

「there」
という単語には
確かに

「そこに」
という意味もあるのです。

従って、

生徒は
ある意味
間違っていないのですが、

この英文に関しては
間違っているのです。

今回の英文は
よって、

「本があります」

という文になるのです。

そうすると

「不完全」
な英文であると
いうことを
感じて頂けると
思います。

なぜなら

「どこにあるの、その本」

という疑問が湧くからです。

では、
次の英文です。

(2) There is a book on the table.

これはいかがでしょう。

「on the table」

が加わりました。

これによって

「場所」

がはっきりしたため

「テーブルの上に本があります」

という完全な文に
なります。

では、
最後の英文です。

(3) There is a book there.

これはどうでしょうか。

「えっ?there が一つの文で2つあるのは
おかしいでしょ!」

と思いましたか?

先ほどの先生と生徒の会話に
戻りましょう。

「There is a book.」
と生徒が書いたのを
先生が見て、

(先生)あれ、この英文おかしいよ。

(生徒)えっ?どこがですか?

(先生)どこだと思う?

(生徒)だって、「そこに本がある」ですよ。
    先生、どこも間違っていませんよ。

(先生)そうだよね。「そこに本がある」だよね。
    やはり、間違っているね。

(生徒)そんな訳ない!
    だって、「there」は「そこ」でしょ!

(先生)その通りだよ。素晴らしい!
    英語も日本語も言葉だから
    一つ一つ当てはめていったらどう?

(生徒)「そこに」が「there」でしょ。

(先生)そうそう。

(生徒)「本」が「a book」でしょ。

(先生)そうだね。

(生徒)「ある」が「is」でしょ。
    何にも間違っていないじゃん、先生!

(先生)「~がいる」「~がある」はどういうんだっけ?

(生徒)え~と、there is だったかな。

(先生)そうだよね。よく思い出したね。
    では、それで書き直すとどうなる?

(生徒)「there is 」で「~がある」で、
    「a book」が「本」だから、
    「本がある」になります。

(先生)その通りだね。
    じゃあ、問題文は何だったっけ?

(生徒)「そこに本がある」です。

(先生)そうだよね。そうすると何か足りなくね?

(生徒)「そこに」だ。
    でも「there」は使っているよ。

(先生)大丈夫だよ。
    2番目の「there」が君がさっき言ってくれた
    「そこに」の「there」なんだよ。

(生徒)そうかあ。でも「there」が2つあるのって
    変な感じ。

(先生)でも文法的にはそれが正しいんだよ。

いかがでしたでしょうか。

これは、
実際のあった話です。

というか、
多分、
中学生なら
誰でも
やる間違いです。

でも、
文法事項を
一つ一つ
当てはめていくと
理解できると
思います。

英語も日本語も
「言葉」
なので、

当てはめていくと
(置き換えていくと)
分かって頂けると
思います。

今回は
この辺で。

いかがでしたでしょうか。

「中学校で習う文法で英会話ができる」
のテーマに
そって行けたと思います。

難しい単語など
ありませんでしたよね。

今日はここまでです。
また会いましょう。
___________________________________

■編集後記
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

これは、本当によくあります。生徒の方が、勝手に「何かおかしい」と感覚的に
思ってしまうのです。文法的に説明すると「ああ、そうか」となるのですが。

「感覚的」で思い出しましたが、よくマークシート方式のテストで、答えがある数字ばかりが続くと「おかしいくね?」と思ってしまい、答えを「感覚的」に変えてしまい、実は合っていたというご経験があります。(-_-;) 
何事も「文法」を押さえておかなければならないということですね。

ご感想・ご意見は、お気軽にくださいね♪
では、またお会いしましょう!!            (victorygakuin)

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